メニューバーまたはレス表示・リンク・選択テキストのポップアップメニューにコマンドを追加することができます。追加するポップアップメニューのタブを選択してから「ラベル」にメニューに表示する文字列、「コマンド」に実行するコマンドを入力して追加ボタンをクリックします。選択テキストをWeb検索するコマンドがいくつか一番下のコンボボックスに設定されているので、目的のコマンドを選択して「入力」ボタンをクリックすると対応する「ラベル」と「コマンド」が入力されます。
「作業フォルダ」の右側の「参照…」ボタンをクリックすると作業フォルダを選択するダイアログが開きます。既に作業フォルダが設定されている場合にはまず確認ダイアログが表示され、「変更」ボタンをクリックするとフォルダ選択ダイアログが開き、「削除」ボタンのクリックで設定がクリアされます。一旦表に「追加」されたコマンドの作業フォルダを変更するにはポップアップメニューで「入力欄に復元」してから作業フォルダを変更し、元のコマンドをポップアップメニューから「入力欄で上書き」してください。
「全体」タブのルートフォルダ直下に「Startup」または「スタートアップ」という名前のフォルダが存在する場合、そのフォルダ内部のコマンドを(サブフォルダ内のコマンドも含めて)実行します。
コマンド文字列の処理はキーワード以外は外部ブラウザと同じです。使用できるキーワードは:
キーワード | メニュー バー | レス表示 | リンク | 選択 テキスト | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
$SCRIPT | ○ | ○ | ○ | ○ | Rhino(JavaScript)スクリプトを実行する 注意:$SCRIPT以外のキーワード置換は行われない |
$APPDIR | ○ | ○ | ○ | ○ | ランチャーのフォルダ (JWS版またはJARファイル直接起動の場合は未定義) |
$SAVEDIR | ○ | ○ | ○ | ○ | V2C保存用フォルダ |
$RESNUM | △ | ○ | ○ | ○ | ポップアップメニューを表示したレス番号、 または選択テキストに含まれるレス番号の列 |
$THREADURL | △ | ○ | ○ | ○ | スレッドのURL |
$THREADHOST | △ | ○ | ○ | ○ | スレッドのホスト名 |
$THREADTITLE | △ | ○ | ○ | ○ | スレッドのタイトル |
$DATNAME | △ | ○ | ○ | ○ | スレッドキー |
$DATFILE | △ | ○ | ○ | ○ | ローカルに保存されたログファイルの絶対パス |
$BOARDURL | △ | ○ | ○ | ○ | 板のURL |
$BOARDHOST | △ | ○ | ○ | ○ | 板のホスト名 |
$BOARDNAME | △ | ○ | ○ | ○ | 板の名前(ソフトウェア板では"software") |
$EXTBROWSER | ○ | ○ | ○ | ○ | コマンド文字列の残りを外部ブラウザに渡す (コマンドの先頭でのみ有効) |
$BROWSER | ○ | ○ | ○ | ○ | コマンド文字列の残りをJDICのWebBrowser コンポーネントが使用可能ならば内部で、 そうでなければ外部ブラウザに渡す (コマンドの先頭でのみ有効) |
$STYLEDIR | △ | ○ | ○ | ○ | レス表示スタイルフォルダの絶対パス |
$STYLEFILE | △ | ○ | ○ | ○ | レス表示スタイルファイルの絶対パス (style.txtまたはstyle_tw.txt) |
$LINK | ○ | リンクのURL | |||
$LINKX | ○ | リンクのURLが短縮URLでそのURLを展開した結果が V2Cにキャッシュされている場合は展開後のURLに、 それ以外の場合はリンクのURLに置換される | |||
$LINKHOST | ○ | リンクのホスト名部分("http://H/P?Q#F"では"H") | |||
$LINKPATH | ○ | リンクのパス名部分("http://H/P?Q#F"では"/P") | |||
$LINKU | ○ | URLエンコードしたリンクのURL | |||
$IMGCACHEFILE | ○ | 画像キャッシュファイルの絶対パス | |||
$SELTEXT | ○ | 選択文字列(URLエンコードなし) | |||
$SELTEXTU | ○ | UTF-8に変換した選択文字列をURLエンコード | |||
$SELTEXTE | ○ | EUC-JPに変換した選択文字列をURLエンコード | |||
$SELTEXTS | ○ | シフトJISに変換した選択文字列をURLエンコード |
△ … レス表示欄にスレッドが表示されていない場合は値が設定されません。
(スクリプトでは相当するv2c.context.thread等の値がnullまたはundefinedになる。)
キーワードは下のコンボボックスから選択して「挿入」ボタンで入力できます。上の表で○がついていないキーワードはそのタブでは使えません。
WinMeでdat2htmlの例: "C:\My Documents\dat2html\DAT2HTML.EXE" "$DATFILE" "C:\My Documents\html"
「リンク」タブのコマンドはレス表示欄の選択テキストポップアップメニューと画像キャッシュ一覧のポップアップメニューにも表示され、複数のリンクに対してまとめて一度にコマンドを実行することができます。対象のリンクが1つだけの時はそのまま実行され、複数の場合は確認ダイアログで「実行」をクリックするとコマンドがそれぞれのURLに対して(並列ではなく)順番に実行されます。
外部コマンドにIDを設定し、そのIDに対してキーバインド・マウスジェスチャを設定します。まずキーバインド・マウスジェスチャを設定したいコマンドの「ID」入力欄で半角英数字のIDを設定します。その後キーバインド設定ダイアログで「レス表示」を選択すると表の一番下にIDを設定した外部コマンドが「[ID] ラベル」のように表示されるのでこれらに対してキーを設定してください。マウスジェスチャの設定もキーバインドと同様です。外部コマンドとキーバインド・マウスジェスチャを設定できる領域の関係は下の表のようになっています。
キーバインド | マウスジェスチャ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | レス表示 | 全体 | レス表示 | リンク [レス表示] | サムネイル画像 [レス表示] | 選択テキスト [レス表示] | |
全体 | ○ | × | ○ | × | × | × | × |
レス表示 | × | ○ | × | ○ | × | × | × |
リンク | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ (*1) |
選択テキスト | × | × | × | × | × | × | ○ |
IDは「レス表示」・「リンク」・「選択テキスト」の各タブ内で重複しなければ意味のある文字列である必要はありません。
レス内のリンクやRSSのリンクを外部のブラウザで開く時に使われるコマンドを設定します。
V2Cの内部処理は"$LINK"という文字列を対象のリンクで置換し、" || "(両側のスペースは必要)で分割して左から返値が0になるまで順番にexec()に渡していく、というものです。
一番上の入力欄がデフォルトになります。デフォルトと違うコマンドを使用したい場合は下の「コマンド」入力欄にそのコマンド、「URL[正規表現]」にそのコマンドを適用したいURLにマッチする正規表現を入力して追加ボタンをクリックしてください。URLは上から順番にマッチするかどうかテストされ、最初にマッチしたものが使用されます。(「Ac」カラムのチェックが外れた条件は無視されます。)
「URL置換」カラムに置換文字列を入力すると元URLを置換します。(「URL置換」が空の場合は元URLがそのまま使用されます。)また$SCRIPTから始まるコマンドによりスクリプトを実行することができます。
コマンドに空白(' ')が含まれるパスを使用するには:
デフォルト: