V2C 使用法 [JDIC (JDesktop Integration Components)]
注意:現在V2CではJDICを積極的にはサポートしていません。JDICは開発が中断してから長期間が経過しており、このページの内容も古くなっています。
JDICのWebBrowserコンポーネントを使用することで、V2Cのレス表示ペインに通常のWebページを表示したりYoutubeの動画へのリンクをポップアップ表示することができます。
注意:
- JRE7以上では使用できません。
- JavaWebStart版V2CではJRE5以上でのみ使用できます。
- 現在JDICのバイナリが配布されているのは32bit版Windows・Mac OS X(10.3以上)・Linux・Solarisに限られます。
- WindowsではBrowserEngineがIEに固定されます。(Mozillaは使用できない)
- Linux・SolarisではMozillaまたはSeamonkeyがインストールされている必要があります。(FireFoxは使用不可。Seamonkeyは"/usr/lib"または"/usr/local"にインストールされていると仮定しています。)
- レス表示欄に表示されたWebBrowserコンポーネントではキーバインドやマウスジェスチャは使用できません。
JDICのインストール
- JDICのHPから「Build 20061102 is ready!」→「Download」と進み、自分のOSに合ったファイルをダウンロードする。(LinuxとSolarisは「JDIC 20060613 Build」→「Download」でダウンロードできる一つ前のBuildの方が安定しているようです。)
OS | 推奨ファイル |
Windows | jdic-20061102-bin-windows |
Mac OS X | jdic-20061102-bin-mac |
Linux | jdic-20060613-bin-linux |
Solaris | jdic-20060613-bin-solaris-[x86|sparc] |
- V2C保存ディレクトリに"lib"ディレクトリを作り、さらにその下に"jdic"ディレクトリを作る。Mac以外でランチャーを使用している場合にはランチャーのディレクトリでもかまいません。(つまり"launcher"と"lib"が同じディレクトリに存在する。)
- "jdic"に移動して1.でダウンロードしたファイルを解凍すると"windows"または"mac_os_x"または"linux"というディレクトリができ、その下に"jdic.jar"というファイルがあるはずです。(Solarisでは"solaris_x86"または"solaris_sparc"で、展開時のディレクトリ名が違っている場合にはこの名前に変更してください。)
OS | jdic.jarのパス |
Windows | V2C\lib\jdic\windows\jdic.jar |
Mac OS X | V2C/lib/jdic/mac_os_x/jdic.jar |
Linux | v2c/lib/jdic/linux/jdic.jar |
Solaris | v2c/lib/jdic/solaris_x86/jdic.jar または
v2c/lib/jdic/solaris_sparc/jdic.jar |
- 以上でインストールは終了です。CLASSPATH等の設定は必要ありません。実行に必要のないファイルは削除してかまいませんが、どれが必要なのかわからない場合は全部残しておいた方がいいでしょう。
操作
マウスクリックの設定の動作に「ブラウザで開く(現在のタブ)」または「ブラウザで開く(新しいタブ)」を選択すると、上記インストールパスに"jdic.jar"が存在するかどうか調べ、存在すれば内部で開き、そうでなければ外部ブラウザで開きます。
その他WebBrowserコンポーネントで開くのは
- アドレスバーポップアップメニューの「内部ブラウザで開く」
- RSSポップアップメニューの「内部ブラウザで開く」
- Web検索ダイアログの「Webブラウザ」ボタン
WebBrowserコンポーネントの操作
Mac以外ではスレッドへのリンクはV2Cのレス表示欄で開きます。Web検索の結果ページ等で役立つと思います。
新しいウィンドウで開こうとしたリンクがJDICでポップアップ表示可能な動画の場合はポップアップ表示し、それ以外は新しいタブで開きます。(Linux(Mozilla?)ではうまく働かないようです…。)
動画ポップアップ
JDICをインストールしている場合、Youtube・ニコニコ動画の動画へのリンクをクリックするとその動画をポップアップ表示します。ただしFlashプラグインがインストールされていなければ動画は表示されません。
他のウィンドウの下に隠れた動画ポップアップウィンドウはポップアップ元のリンクをクリックするか「ウィンドウ」メニューからアクティブにすることができます。(Linuxでウィンドウが上に表示されない場合はタスクバーから選択してください。)
Youtube動画リンクの最後に"&fmt=n"が付いていなければ自動的に"&fmt=n"を追加するように設定できます。追加するfmtの値は「設定」メニューの「リンク・画像・動画…」→「動画」タブで変更できます。
ニコニコ動画の場合、最初は動画部分だけが表示された状態で、右下の「◎」ボタンをクリックすることで全体の表示と動画部分だけの表示を切り替えます。(注意:「WebBrowserコンポーネントで」ニコニコ動画にログインしていないとメールとパスワードを入力するダイアログが開くので、入力してOKをクリックしてください。)
「機能」ボタンのクリックでポップアップメニューが表示されます。
- 外部ブラウザで開く
- 内部ブラウザで開く
- [Youtubeのみ] ワイドモード(16:9)
現在の問題
- ツールチップ・ペイン間のディバイダ等がWebBrowserコンポーネントの下に隠れてしまう。
- オフライン状態でもネットワークからページを取得する。(外部ブラウザの動作と同じといえば同じ。)
- リンクが"window.close()"等のjavascriptだった場合、WebBrowserコンポーネントが正常に動作しなくなる。(MacではV2Cのウィンドウが消えてしまう。)
- [Mac] 「画像を新規ウィンドウで開く」・「イメージをダウンロード」等コンテクストメニューの一部が動作しない。
- [Mac] Youtubeの動画再生後に表示されるお勧めへのリンクをクリックすると元のウィンドウでもそのページを開いてしまう。(ページ遷移を止める方法がわからないため。)
- [Linux] 下に隠れた動画ポップアップウィンドウを「ウィンドウ」メニューで選択しても上に表示されないことがある。こうなった時はタスクバーで選択してください。
- [Linux,Solaris] (特にBuild 20061102で)WebBrowserコンポーネントを閉じる時にエラーが起こることがある。一旦エラーが起るとV2Cが固まったりV2Cを終了してもプロセスが残る可能性があります。
- [Linux,Solaris] Youtubeポップアップで最初に左上の一部しか描画されないことがある。マウスドラッグで拡大しても拡大した部分が描画されない。
- [Linux,Solaris] ポップアップメニューが出ない?
- [Seamonkey] キーボード入力ができない。
- [Seamonkey] 内部ブラウザにスクロールバーが表示されない。